米国は波乱の6月相場でダウを始め、NASDAQ、S&P50も年初来安値を更新し、7月に入っても全く買いの材料が見当たらない状況から、米国も日本もたんまりと空売りを抱え、二番底的な展開を入れておりましたが、終わってみると7月は三指数ともに大きな陽線となりました。
米国市場は今年1月に高値を付けて以来、陰線、陽線が交互に現れる鯨幕相場でしたが、7月のこれだけ大きな陽線は1年数8ヵ月ぶりであり、今回も「総悲観の中で底を打つ」という相場格言通りの展開であり、賢明な皆様方が思われている通り、6、7月が転換点となったようです。
マクロの悪材料をたっぷりと消化吸収し織り込んでしまえば、ミクロの決算発表も難なくこなしつつあります。米国のGAFAMの決算さえも足元あまりよくない内容でしたが、株価は一時売られるものの早々に回復しており、米国を代表する企業の底力を感じさせます。
東京市場でもGAFAMのように1日で、とはいかないまでも、予想に届かない決算発表もその内容をポジティブに分析する眼が今の市場には備わっていると思われ、昨日申し上げた、「デンソー」、「ルネサスエレクトロニクス」の前に、発表後売られた「安川電機」「日本電産」、更に「ソニー」などの決算後の戻り方が今後の相場を占う上で注目点であると思われます。
東京市場の全体論はそんなものですが、個人投資家が資金を向けるのは、断然効率の良い個別の材料株であります。3週間ぐらい前に3000番台の弊社看板銘柄好調と申し上げましたが、勘の良い人は気づかれたと思いますが「クラウドワークス」、現状では固く5割ほどの値幅となりました。
しばらくこの動きが続きますね。「郷に入っては郷に従え」であります。
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