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“株のソムリエ”からの勝ちの連鎖術!

日米ともに太い資金が始動。

  

 当欄にて先週末、「日米株式市場は静かにリスクオン」と申し上げましたが、インフレと闘う米国と、インフレには程遠い日本とでは若干様相が異なります。

 

 インフレを避ける投資資金は、3月に既に底入れしている東京市場に静かに資金を向けておりましたが、遅れること6月に底入れした米国市場でも静かに上値を試し始めております。

 

 少々俯瞰して眺めてみると、米国市場は素晴らしく良いチャート形状となって来ております。SP500NASDAQ4週連続陽線で、昨年末に高値を付けて以来であり益々先高期待が膨らみます。

 

 勿論、平素申し上げております通り、米国の雇用と物価に関する指標は未だまちまちでまだら模様でありますが、すべての数値に安心感が得られる時期まで市場は待ちませんし、既に見切り発車の状況であります。

 

 東京市場もまだ数百社残っていますが大方決算発表が終わりました。個人投資家を中心にしたイベント投資家の決算に対する右往左往する姿も一巡し、これからは機関投資家を中心とした太い資金が動いてまいります。

 

 決算の数字は許容の範囲でも、細かい数字にバタバタする目先の売買から、数字を精査した上で中長期目線での資金が動き始めます。当欄でも決算発表の早い「安川電機」「日本電産」をよく引き合いに出しますが、両社とも決算発表時は売られましたが現状既に高値更新であります。

 

 決算の数字よりも、目先の値動きのみを追求するイベント投資家が退場すると、決算の本質を見抜いた資金が動いてまいります。株式投資にはこの胆力が必要かと存じます。今週も頑張りましょう。

 

 

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