雇用統計の発表のあった先週の米国市場は、ダウ、NASDAQ、S&P500ともに週足で上昇となりました。また小型株の集まるラッセルネット2000市場も3.63%の上昇となり、労働市場の逼迫間の緩みがリスクを取る動きとなりました。
本日はレイバーデーにより米国市場はお休みですが、例年ではレイバーデー近辺から年末相場を意識して、ファンドマネジャーも積極的に動いてまいりますので期待値も高まります。
現状では9月のFOMCでの利上げの確率、現地の調査機関によると6%ほどまで落ちて来ておりますが、米国市場の行方には未だ強気、弱気が交錯しており、ソフトランディングにも懐疑的な見方は一定数存在します。
その辺りテクニカル的にも東京市場とは違い、米国市場は一目均衡表の雲を明確に抜けきれない、少々欲求不満の展開が続いているものと思われます。
東京市場は先週に続き、TOPIXは既にバブル以降の高値を更新しており、すなわち個別銘柄に資金が既に移動している状況です。今週はメガSQですので先物の空中戦は付き物ですが、既に騰落レシオは128まで上昇しており、先物を手掛ける投資家は気にかけた方が賢明かと存じます。
さて現物市場はTOPIX優勢に見られるように、個別銘柄の好循環が始まっております。選り好みせず、小型、大型問わず材料に素直に付いていただければと思います。
弊社でも先日取り上げた「アップルインターナショナル」や「京写」の小型株から、「川重」、「神戸鋼」まで、規模を問わず材料に素直に乗ることを心掛けております。
再三指摘しておりますが、外国人投資家の仕込みも規模を問わず中小型にも触手は伸びております。日柄整理となった7、8月の夏枯れ相場からいよいよ年末を意識した9月相場、個別材料株の仕込み場であると存じます。
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