昨日の東京市場は米国のFOMCを前に、連日強かったTOPIXも1%の下落となり、しばし調整の域に入って来たようです。昨日申しました通り、騰落レシオは132.84まで上昇し、配当取りとはいえ大型株が仕手株のような過熱ぶりには当然の帰結と思われます。
9月は投資信託の設定あり、アクティブETFの上場ありと国内勢が積極的に動いておりますが、その傍ら外国人投資家は8000億円の売り越しから入りました。投信などの買い方に対して売ったものと思われ、今週の売買動向も気になるところであります。
東京市場の相場環境は変わっておりませんので、総じて海外マネーが弱気になったとは思いませんが、先物中心に買い越した資金は、個別の割安銘柄、バリュー株にシフトし、更に来週の権利落ち以降に再び流れが変わる可能性もあるかと存じます。
そう言えば、今週日曜日の「日経ヴェリタス」のトップラインは、「次は新興株、旬を狙う」であったことからも裾野は広げておくべきかと思われます。
駄目だ駄目だと言われながら低迷を強いられた東証マザーズ指数は、2020年10月の高値以来3年の調整を強いられ、相場サイクルから大回り3年の調整を完了してまいります。
最近グロース市場でも大量保有報告書に海外ファンドがよく名前を出し始めております。やや騒がしくなってまいりましたが、この市場が本格的に動くと個人投資家も更に元気が出てまいります。
月内配当狙いの資金は来週まで続きますが、相場の勢いに押されて恐らく既に相当数が消化されたものと思われ、権利落ち以降少々意外な展開もありかと思われます。
さて一昨日の世耕大臣の国民生活を守るために積極的に財政投入、この時期に?と思いますが、あの手この手を駆使しいよいよ総選挙ですかね。積極財政の行く先をチェックしましょう。
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