米国市場では牽引役「エヌビディア」を中心にマグニフィセント7が調整モード入り、押し目買いのタイミングかとも思われますが、チャート的にも週足ベースでの下げがきつく「エヌビディア」は一目均衡表転換線に振れて来ているので、筆者の考えとしては8月の決算発表ぐらいまでは日柄がかかるかと…。
他のマグニフィセント7銘柄も先週は長い陰線を入れておりますので、こちらも「エヌビディア」同様、同程度の日柄整理が必須と思われます。
米国では株式の待機資金は既に1000兆円積み上がっており、マグ7がダメならほかの運用先を探しますので、トランプラリー、金利低下から中小型株への資金移動は当然の帰結かと存じます。
東京市場でも米国市場を踏襲する動きとなっており、先週はすっかり半導体値嵩株が市場の悪役となり日経平均の波乱要素となりました。
米国同様、トランプ銘柄とされる防衛、化石燃料などが主役となり、中小型株にも盛んに資金が向かっており、久々にグロース市場にも資金が向かっておりましたが、時価総額の大きい銘柄を物色しており、未だグロース市場本来の相場展開には及んでおりません。
「カバー」、「エニーカラー」、「ジーエヌアイグループ」などグロース市場でも1000億円以上の時価総額を有する企業であり、その時価総額に資金が集まるのは本来の材料株相場とは一線を画すと思われます。
傍ら材料の有するバイオ関連なども買われて来ておりますので、東京市場の相場展開も明らかに個人投資家にとって好ましい方向に変わって来ておりますね。
サマーラリーは個別材料株、個人投資家諸氏におかれましてはコツコツ小遣い稼ぎをしてまいりましょう。
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