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“株のソムリエ”からの勝ちの連鎖術!

オプションSQといえども、空中戦は旺盛。

  

 米国では注目の消費者物価指数(CPI)が発表され、コアを含め全ての指標がインフレ鈍化を示す結果となり、パウエル議長の発言通り利下げが遅れることへのリスクが意識される内容でした。

 

  長期金利は4.1%台まで下落、161円台後半の為替は一気に157円台まで円高が進み、連日高値更新のNASDAQS&P500は発表時しっかりしていたものの材料出尽くし感から下落し、ダウは小幅上昇となりました。

 

昨日の東京市場は、乖離率等少々過熱気味であり冷やしたいところでありますが、SQに絡む先物での空中戦も旺盛でTOPIX、日経平均ともに連日の高値更新となっております。

 

SQ週ということで買い上がる動きもあり、損失確定の踏み上げの買いも見られ、オプションSQといえどもプット、コールの積み上がった高水準の枚数から商いも大分増えており、先物売買高は普段よりも多かったようです。

 

見どころは今回の4万円奪還では前回と違いTOPIX先行であります。すなわち前回の4万円が値嵩株に偏っていたものが今回は広く循環物色が繰り広げられております。

 

今週のSQに向けて先物に入っていた資金も、SQを通過すると再び現物市場で物色対象を循環して行くものと思われます。

 

また為替の方では投機筋の記録的円売りは一向に衰えませんが、今回のCPIの発表を受けた巻き戻しがどこまで進むか注目です。過去の経験則からすると、実際に利下げが始まれば明らかに日米金利差は縮小し本格的投機筋の巻き戻しが始まると思われますが…。

 

目先はSQ通過後の循環物色に期待したいところであります。

 

 

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