ハリス米副大統領は民主党上院トップのシューマー院内総務と下院トップのジェフリーズ院内総務の指示を取り付け、民主党はハリス氏支持で急速に纏まり始めております。
未だオバマ元大統領の指示は伝わっておりませんが、そろそろ纏まるものと思われ、直近ではトランプ氏有利は揺るがずの報道ばかりでしたが、副大統領に白人の有力者を据えることで、善戦もありかと評価も変わって来ております。
選挙は水物ですので本当に分かりませんが、株式市場でもトランプラリーの巻き戻しに遭遇している辺りを見ると、まさしくその通りであります。そういえばトランプ大統領が誕生した時もヒラリー・クリントン氏有利の中での勝利でした。
米国市場は日々の選挙戦を見ながら物色対象を変えて行くものかと思われますが、まずは来週のFOMCが最重要課題であります。インフレを見誤ったFRBはもしかすると早々の利下げに動く可能性も囁かれておりますが…。
米国市場同様方向感のない東京市場ですが、7月に入り先物主導で高値を取り、その後あっという間に行って来いの水準まで叩き落されましたがあくまでも指数先行、従って個別の銘柄は昨日も引っ張られはしてもよく健闘しております。
昨日も申し上げました通り、7月の上げ下げは東京タワーのようなチャート形状になりましたが、値幅整理から日柄整理の段階に入ったかと思われ、今回の4万円はTOPIX先行で来た分、高ボラティーは付き物ですが個別銘柄には押し目買い好機かと存じます。
では半導体銘柄はと言えば、直近主役であった「ディスコ」や「アドバンテスト」なども強烈な下げとなっており、押し目買いを唱えるアナリストもおりますが、時期尚早と考えます。本丸「エヌビディア」の決算ぐらいまでは買いの手は控えた方がよろしいかと存じます。
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