米国市場では「エヌビディア」の株価新高値から半導体株に再び火が付くかと思われたのも束の間、オランダ半導体大手「ASML」の決算で7、9月期の受注額がアナリスト予想の半分程度に落ち込み、2025年業績予想の下方修正を発表、想定外の内容から同社株は16%売られました。
更に、米国政府が最先端AI半導体の輸出規制強化に乗り出すとの報道もあり、「ASML」の下落は他の半導体株にも波及し、一昨日4%強上昇した「エヌビディア」も上げの倍返しで下落しておりました。
市場はマクロからミクロの決算発表に注目点が移っておりますので、本日の「TSMC」の決算に期待が高まっております。
米国市場の下落を受けた東京市場は再び700円を超える下げとなりましたが、「エヌビディア」同様、昨日の上げの倍以上の下げを記録したのが、常に売買代金上位の「東京エレク」「レーザーテック」「ディスコ」でありましたが、既に同じ業界でも選別は始まっております。
従って、常に申し上げておりますが、業界ではなく個別銘柄の材料に資金は流れており、好材料を抱える銘柄の、地合いに引っ張られた押し目をしつこく仕込んで行く方針でよろしいかと存じます。
ただこちらは不透明要因と化した問題の総選挙でありますが、石破政権の支持率がまた下がり、共同通信調査は42%と伝わりビックリしましたが、野党候補の選挙戦は “裏金”の大合唱です。
有権者のモラルに訴えて票を獲得しようとしているのでしょうが、意外とこれも選挙戦が続くうちに有権者から辟易とされるのではないかと個人的には考えます。有権者の生活が第一義なのです。調子付いて“裏金祭り”に乗じていると、再び“相変わらず足を引っ張るだけ”の烙印を押されかねないと思いますが…。
弊社へのお問い合わせは、お気軽に03-3868-2801までどうぞ。