米国ではトランプ支持を訴えるイーロンマスク氏の買収とも思われる、激戦州でのトランプ氏支持者の中から毎日抽選で1人に1憶5000万円進呈のバラマキがニュースになりましたが、これに対抗したわけではないでしょうが、昨日はマイクロソフトのビルゲイツ氏がハリス氏への75億円の寄付が伝わりました。
法的に?のバラマキと寄付は全く趣旨が違うと思いますが、ここへ来て共和党の副大統領候補のJ・Dヴァンズ氏が意外と好評価を獲得していることも加わり、トランプ氏の優勢が伝わり始めていることへの牽制ではないかと思われます。
底堅い米国経済を映し長期金利が4.2%台に乗せ、ドル円は151円に進み昨日はトランプ氏の勢いが伝わると、更にドル高円安は153円を覗く水準まで上昇しました。
全ては米国要因ですが、ドル円は7月初頭の161円台から9月半ばの140円割れの半値戻しを達成し、更にテクニカル的な節目を超えるドル高円安の域に入ってまいりました。
日本経済においては実質賃金が再びマイナスに転じる中で、日銀が再び利上げに踏み込める状態ではなく、更に政治空白である選挙戦最中であり非常に悩ましい時間帯での円安進行であります。
選挙戦では自民党苦戦が伝わる前半戦の動きが必ずしも継続するわけではないと当欄でも指摘しましたが、ここへ来て維新の企業、業界団体からの献金の貯えが数十億あるとの指摘や、令和新撰組でも政治資金不記載が伝わるなどリーク記事も出て来ております。
投票日まであと3日ですが、今回の選挙は各予想の専門家、名だたる選挙プランナーでも予測は困難であることが伝えられており、まだまだ読めません。
しかしながら、選挙に対する懸念売りは既にいいところではないでしょうか。直前まで右往左往する投資家は僅かと思われます。噂で売って事実で買いのアノマリーは…。
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