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“株のソムリエ”からの勝ちの連鎖術!

予想外のことは経済界でも選挙戦でも。

  

予想を超える事象が起こるのが現代でありますが、米国では航空大手のボーイングのストライキによる混乱が世界の航空産業に大きな打撃を加えております。

 

お陰でボーイングの79月期の最終赤字は9400億円に上りました。当初このストライキも、専門家の間では何時もの年中行事の一つであり、早々に治まるであろうとされておりましたが、もつれて35%の賃上げを提示しても解決の目途が立っておりません。

 

ストライキの前に品質問題もありましたが、現状ではそこにも手が付けられずに小型、大型機の生産ができず、受注残は5400機と昨年の生産数528機の10年分に積み上がっております。

 

世界に民間航空機は米ボーイングとフランスのエアバスの殆ど寡占状態であり、更に長引けば影響は深刻で、株式市場でも特にダウには悪影響を及ぼしており、NASDAQSP500への影響も懸念されます。

 

予想も付かないことが起こるのは日本も同じで、自民党の裏金問題から始まった今回の選挙戦ですが、昨日は裏金で公認を外された自民党議員の事務所に活動費として、2000万円が振り込まれていることが発覚しました。

 

いくら選挙に使う資金ではなく活動費であると言い訳しても、何故この時期にそんな疑わしいことをするのか理解に苦しみます。森山幹事長は策士であることは知られており、何か思惑でもあるのかわかりませんが、策士策に溺れたとしか思えません。

 

選挙終盤戦は前半戦の「裏金がー」から政策論争が台頭し、各党のいい面も悪い面も炙り出され、各党の求める政治経済政策を深堀するところであったはずが、この2000万円は再び争点を裏金問題に戻した感があります。

 

投票日を明後日に控えておりますので行方を見るしかありませんが、昨日も市場では好決算銘柄は材料株として資金を集めておりました。資金の出入りを見るうえで、「ニデック」の今後の動きに注意してまいりたいと思います。

 

 

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