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“株のソムリエ”からの勝ちの連鎖術!

東証マザーズの売買代金が二千億円乗せ。

  

 

 昨日のロシアとウクライナによる停戦交渉は予想通りお互いの主張を提示するだけで、少しの妥協点すら見出せませんでしたが、報道でも伝えられている通り、もともとも主張が180度違っておりますので、次の交渉に繋げただけでも多少の平和的解決の道は残されたかと存じます。

 

 昨日当欄では、プーチン大統領も渡りに船との考えを述べましたが、どうやら大間違いのようで申し訳ございません。もともと人間とは合理的に物事を考える動物であるとの前提で思考回路を回転させるものと思っておりますが、プーチン大統領はもうその域ではないようです。従って益々この理不尽な侵略戦争の落としどころは難しいかとも思われます。

 

 ウクライナには大義があります。従って奮闘している兵士の士気はものすごく高く、これが圧倒的戦力を有するロシアが相変わらず苦戦している根本の理由です。また一般市民の志も高く、ある婦人がロシア兵に「他人の土地に無断で何をしに来たんだ?しかも武器まで持って」と詰め寄った映像がSNSで流れました。撃ち殺される可能性もある自動小銃を持つロシア兵を前に、一切たじろぐこともなく。これがウクライナ国民の国を守るという強い志であり至極感銘を受けました。

 

かたやロシア兵には侵略ですから戦う大義は全くありません。兵士の中には訓練兵として応募したら、何の説明もなく即刻戦地へ放り出されたという輩も多数おり、実戦の怖さに逃亡している兵も多く見られるそうです。

 

ロシア国内でも普通に真っ当な国民の間ではSNSの情報から反戦ムードが高まっておりますが、常軌を逸している狂ったプーチン大統領を止められるのは、冷静に考えてロシア国民のみかと思われます。

 

さて、更なる原油高なども加わり東京市場は相変わらず神経質な展開が続きますが、個別銘柄の強さが目立ってまいりました。1月辺りにはなかった動きで、材料に資金が集まり継続するようになっております。昨日申し上げました通り、世界の市場の時価総額では米国系ほどの規模には届かなくも、欧州系の資金が移動して来ているようです。

 

昨日も日経平均、TOPIXに比べてJASDAQ、マザーズは一気に25日線を抜ける足を出しており、東証マザーズの売買代金は2000億円に上っております。乱高下はありますが、この両市場に資金が回ると値幅効果が付いて来るので個人投資家にとっても、リスクを取るに値する状況かとおもわれます。

引き続きウクライナ情勢に気遣いつつも、相場に携わる人間としてはヒットアンドアウェイ、フットワークをもってこの流れを捉えてまいりたいと存じます。

 

 

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