今回のロシアによる侵攻は、昨年末からそのきな臭さは醸し出しておりましたが、米国の敵対する中国政策からバイデン大統領は、ウクライナのNATO入りを懸念するプーチン大統領との距離を妙に縮めておりました。ご丁寧にも、既に昨年末にはポーランドに米軍を配置する予定はないと断言しておりました。
その姿勢はロシアがウクライナとの国境に自国の軍隊を集結しても変わらず、結局この愚かな選択がロシアの蛮行に繋がったと思われます。国境近くのロシア軍が10万人を超えた辺りから、もしや東欧での軍事衝突、を警戒したファンド系資金は2月辺りからEU各国から資金を引き揚げ、消去法から東京市場にも入っておりました。
3月の第一週ぐらいまでユーロに対して円が買われていたのもそのせいかと思われます。ただその後は強烈な原油高からから貿易収支の悪化、差し迫った米国の利上げ実施により金利差拡大から円安が進行しておりますが、これもFOMC後の利上げで一段落でしょう。
話はそれましたが、昨日も当欄で核戦争でもない限り、今回のウクライナ侵攻の相当部分を株式市場は織り込んでおり、買い目線でと申し上げました。この投稿を読んでいただいた投資家の方からご連絡をいただき、「わしもそう思うで、100万円ぐらい空いているから郵船買おうかと思うけどドヤ?」とご質問をいただきました。
鳥の目、虫の目…、はあまり理解されていないようだったので、細かくご説明させていただき、当日のストップ高銘柄がどの市場から多く出ているかをお示しいたしました。120万円で郵船を100株購入するのも全く悪くありませんが、悪材料を織り込み潮目が変わった市場では、色物ではなく内容のある意外高銘柄が幅広く出てまいります。
その方に特別に珠玉株をサービスさせていただきましたが、鳥の目で俯瞰し、魚の目で流れを読み、虫の目で深く掘り下げると、今回コウモリの目は駆使しなくても大丈夫だと思いますが、この時期に船株よりも値幅の醍醐味を味わえる銘柄はいくらでもございます。
弊社へのお問い合わせは、お気軽に03-3868-2801までどうぞ。