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“株のソムリエ”からの勝ちの連鎖術!

両極端な市場認識も、物知りな株価は...。

  

 現状は核爆弾による第三次世界大戦にでも発展しない限りは、ウクライナ情勢の起きていることの大部分を織り込んだと思われる株式市場ですが、戦禍とは裏腹に順調にその戻りを試しております。

 

 米国も東京もこの上下の凄まじい動きは連日お伝えしております通り、如何にトレンドフォローのアルゴリズム取引が席巻しているか如実に表しておりますが、一昨日の日経新聞でもこの強弱感の対立の記事が載っており、外資系ファンドの見方もはっきりと分かれております。

 

 今回のウクライナの戦禍とインフレの進行を悪材料とし、売り先行で来ていたJPモルガンは「北大西洋条約機構(NATO)の参戦と、ロシア産商品の遮断という二つの事象を回避できると市場は織り込んでいる」とのレポートを出し、引き続き米国への資金流入は途絶えておらず、空売りの買戻しを交え相場は上昇すると読んでおります。

 

 かたやこの見立てに反論するのがバンク・オブ・アメリカであり、現状を弱気相場の中での停戦ラリーとし、インフレも利上げもそのショックは終わっていないとの見立てから、リーマンショック時以上の現金比率(5.9%)を積み上げております。

 

 外資系の両極端な見通しが掲げられておりましたが、これこそが「総悲観の中で生まれ、懐疑の中で育つ」格言通りの展開であります。この懐疑の中を果敢に仕込んだ個人投資家は再三申し上げている通り相場巧者であると存じます。

 

 さて今回の東京市場は米国以上に戻り幅が大きいのですが、裏を返せばそれだけなめられて空売りを浴びていた訳で、当然の買戻しであります。39日の急落まで明けた下方の窓を「三空叩き込み」から綺麗に反発、上方向に同じく三空で埋めました。

 

 日足のゴールデンクロスも示現、週足でもTOPIXは一目均衡表雲を抜けて来ており、月足でも日経平均だけではなく、各指標それなりの底入れ反転の形となって来ております。今回の急上昇の先行き示唆するところは大きいと思います。後は物色対象の広がりです。楽しみが増えてまいりました。

 

 

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