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“株のソムリエ”からの勝ちの連鎖術!

黒田総裁批判を叫ぶ白川元総裁の元で日経平均は7000円割れ。

  

 「次にこの球が投げられれば、打ち方は変わって来る」と発言したのは、米下院でのパウエルFRB議長です。現在ワールド・ベースボール・クラシックが盛り上がる中で、実にウィットに富んだアメリカ人らしい発言です。

 

 2021年に繰り返した「インフレは一過性」との発言に対して、共和党議員から問い詰められた時の対応ですが、サプライサイドと労働市場に起きた異変の解消にかかる時間を読み間違えたとあっさり認めており非常に潔いですね。

 

 その上で、利上げ幅は何も決定しておらずこの先もデータ次第と続きます。同時に発表された民間のADP雇用報告の内容でも、FRBの積極的な利上げをよそにタイトな労働環境が続いておりますが、賃金上昇率は鈍化して来ており強弱交錯で、更にデータが必要と言ったところであります。

 

 しかしながら米国のFRB議長は、批判されても間違いは素直に認め改善に向けた難しい舵取りに果敢に挑んでおられます。

 

 それに比べ黒田日銀総裁による金融緩和を、引退されることをいいことにここへ来て批判している白川元日銀総裁です。白川氏は20084月から20133月まで日銀総裁を務められましたが、その間日本経済は奈落の底に叩き落されました。

 

 勿論、経済音痴の民主党政権も追い打ちをかけましたが、景気が悪い状況にもかかわらず民間から資金を吸い上げる財政規律に拘り、日経平均は適切な金融政策を施行できなかった白川総裁の下で7000円割れに追い込まれたのです。

 

 その後の安倍晋三、黒田東彦コンビで雇用も増え、日経平均も上がり、経済再生の糸口を掴めたのであって、実績を見ればどちらに軍配かは歴然であります。少々愚痴っぽくなりましたが、言わずにおれずというところであります。

 

 

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