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“株のソムリエ”からの勝ちの連鎖術!

騰落レシオの買い場待機も、核論は個別銘柄。

  

 騰落レシオの過熱感を示す域は120ポイント以上、39日の28734円の高値時が132ポイントであり、そこから米銀破綻を受けて既に3日で1600円強下落しましたが未だ115ポイントに位置し、とても整理完了とは言えません。

 

 騰落レシオは過去のパターンでは、必ずしも買いゾーンの80ポイントを日経平均の安値と合わさっているものではありませんが、現状は過熱感を示す数字から未だ調整が必要と考えるのが妥当かと存じます。

 

 昨日も一昨日も米国市場に比べて東京市場の下げがきつい、ないしは米国反発でもこちらは戻りが鈍いと感じられた投資家も多いと思われますが、この騰落レシオで見ると一目瞭然です。米国市場は70から80ポイントの買いゾーン、東京市場は130ポイントの売りゾーンです。

 

 あくまでも日経平均の話ですが、日経レバ、ダブルインバースの売買をなさっている方には大いに参考になる指標です。ただ、現状のSQ通過後の東京市場は総論ではなく各論ですので基本は個別物色です。

 

 今回の米銀破綻が金融危機に発展しなければこの流れは変らないと思われます。今回破綻したシルバーゲート・キャピタル、シリコンバレー銀行、シグネチャー銀行の3行は特殊な銀行です。

 

 各専門家も指摘しておりますが、シリコンバレー銀行はスタートアップ企業、他2行は暗号試算業界のための銀行であり、あくまで局所的バブルの崩壊であり、リーマンショック時の世界的クレジットバブルとは異質であります。

 

 従って、金融危機の再来の可能性は非常に薄いと思われますが、未だ心配性な市場は疑心案着、しかしながらこれが投資マインドというものですので、急落等の下値は無くともしばし日柄を要するものと思われます。全体はこれであり、核論は個別銘柄です。

 

 

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