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“株のソムリエ”からの勝ちの連鎖術!

買い気旺盛な東京市場、SQ通過後は更に...。

  

 さて米国市場はパウエル議長のタカ派の議会証言を経て、再びビッグイベントの雇用統計を控えます。1月の数値では、非農業部門雇用者数は前月比517000人増と、市場予想189000人を大幅に上回るサプライズとなりました。

 

 ブルームバーグでは2月の雇用統計も市場予想の中央値は223000人と堅調な内容となると見込んでおり、これは米国内の一部地域で例年よりも気温が高かったことと、既に発表されている企業の人員整理が一部で未だ行われておらず、データに反映されていないことが背景のようです。

 

 季節的要因とその時期の特殊要因が重なりますので、数字を見てすぐに売買に結び付けない方がよろしいかと存じます。1月の雇用統計発表時もこれだけ強い数字でも市場は至って冷静でありました。

 

 東京市場は強いですね。押しそうで押さない展開で、昨日も日経平均のレンジ抜けが視野に入ったと申し上げましたが、先行することTOPIXは昨日昨年来の高値と取り、まさしくレンジを抜けてまいりました。

 

 メジャーSQの週だからと侮るなかれ、先物市場にはいつものSQらしく、それなりに空中戦の資金が舞っておりますが、個別銘柄にも値幅取りの資金が向かっており、買い気は旺盛であります。

 

 本来であれば、2月の決算発表終了とともにイベントトレーダーの退場を契機に国内機関投資家の動きが活発になるところですが、米国経済の強い指標が並んだことで、東京市場の下へのレンジ抜けを警戒してか動きが緩慢でした。

 

 ただTOPIXが走ったことで、持たざるリスク台頭のようです。SQ通過後は、2月の決算で内容が良かったにもかかわらず目先のデイトレ玉で荒らされ、もたついている銘柄の押し目買い敢行であります。

 

 

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