相変わらず東京市場は底堅いですね。昨日、一昨日と小幅ながらも続伸しましたが、騰落レシオは13ポイントほど下落し、113ポイントまで調整して来ました。
日経平均は米国安の中でも小幅上昇としっかりでありながら、このように騰落レシオの過熱感が収まって来るのが理想的です。循環しながらも、先物ではなく個別銘柄に資金が向かっているものと思われます。
値上り率上位30銘柄を見ても、現在流行りと思われるPBR1倍割れ銘柄は5銘柄しかなく、上場企業の半分がPBR1倍割れの現状から考えると、それなりに個別に材料を持つ銘柄が上昇していることが窺えます。
米国市場は、相変わらず経済の過熱と景気の後退の相反する材料の混在ですが、かたや中国経済が動き始めて来ております。2月のPMIは市場予想を上回る2カ月連続の改善となったことで、昨日からの日本への入国規制緩和と合わせ日本経済にとっては大きなプラスであります。
従って、東京市場での個別銘柄の物色対象は更に広がりを見せて来るものと思われます。
物色対象は上昇が大きければそれなりの値幅で押し目を入れ、日柄整理も入れながら育ってまいります。目先の高値を飛び付けば、育つ銘柄でも多少なりとも不安な時期を過ごします。
余裕をもって押し目買いに徹してください。
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