東京市場の逆襲とでも言いましょうか、その位日経平均株価は元気であります。先週報告した外国人投資家の現物5658億円の買い越しも、先物と合わさると7800億円を超えたそうです。先週殆ど動かなかった米国市場を尻目に、こちらは1500円幅、5%の上昇を見せました。
基本となる企業業績は一通り決算発表も終わっており、新型コロナ禍の終了から経済は本格回復しており、予め内容を控えめな数字を出していたことからも予想以上に増額修正が多い結果となりました。
ゴールデンウィーク中、何年か越しで大阪まで是非来てくれとの依頼をいただいていたお客様のところへ、今回奮起して訪問いたしましたが、行きの新幹線は1車両150名定員のところ142名が外国人で、インバウンドの威力に驚きを隠せませんでしたが、その他も何処へ行っても日本人、外国人の比率の差こそあれ人だらけでした。
個人消費が伸びているのは予想できました、先週発表された1、3月期のGDP速報値は前期比年率1.6%増で予想以上の伸びであり、個人消費は前期比0.6%増で4期連続の増加でありました。
景気のもう一方の柱である設備投資も好調で、みずほリサーチ&テクノロジーの宮崎浩氏はGDPに占める設備投資の割合ですが、今回3四半期連続で17%を超えたのは、景気循環であるシュグラーサイクルの指標ではバブル以降30年ぶりであり、人出不足から省力化投資待ったなしの好実態が浮かび上がりました。
「経済一流」が戻り始めた東京市場に加えて、東証の大改革のマグマは侮れません。東証、金融庁の意識変革は、当事者である上場企業の経営者の意識を大きく変えてまいり、株主重視が鮮明になってまいります。
今回の大改革は全ての投資家に対するメリットであり、今年3万6000円を掲げる専門家も現れましたが、来年には3万8915円の高値を奪還いたします。
弊社へのお問い合わせは、お気軽に03-3868-2801までどうぞ。