私事で恐縮ですが、51年前に卒業した中学の同窓会に出席するために、先週末生まれ故郷の東京浅草へ出向きましたが、驚いたことは人の多さ、更に外国人観光客の多さであります。
ゴールデンウィークの始まりで日本人の旅行者と見られる人と外国人と半々ぐらいの割合で、着物のレンタル店では行列が出来ておりました。肌感覚からするとコロナ前の賑わいは完全に取り戻しているようです。
私の一つ上の先輩で、浅草で80年続く老舗割烹を営んでいる方がおります。飲食店はどこも同じだと思いますが、コロナ禍最中は資金繰りに悩まされ、金融機関との交渉がNHKの特集に組まれTVに流れておりましたが、その先輩曰く、「80年の伝統が途切れるんじゃないかと眠れぬ日々を過ごしていましたが、コロナが終わって本当に良かった」と語っておりました。
これに見られるように、日本経済は諸外国に比べて遅れて活動が再開されております。更に、数十年ぶりに賃金上昇の波が始まっており、時を同じくして東証の大改革も合わせて始まっており、息の長いテーマとして浮上しております。これだけ見ても日本を買わない理由が見当たりません。
先週の植田日銀新総裁の下、日銀政策決定会合も無難に通過、今週は米国FOMCが控えますが、破綻懸念があったファースト・リバブリック銀行の買収が決まったことからも、金融機関の安定に向けた利上げ停止が盛り込まれるのではないかと思われます。
日経平均3万円は意外と早い段階で実現するものと思われます。
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