トランプト氏の勝因について週末のテレビなどでも多く語られておりましたが、その中でハリス氏の応援にはレディー・ガガ、テーラー・スウィフト、ビヨンセ、スティービー・ワンダーなどエンターテイメント界のセレブたちが駆け付けておりましたが、庶民出る筆者もやや違和感はありました。
トランプ氏の方は目立った応援にはイーロン・マスクと元プロレスラーのハルク・ホーガンぐらいですから、応援の豪華さはハリス氏に分があったのですが、トランプ氏の主張は庶民に分かり易く4年前と比べて生活は楽になったか?の問だけでした。
この一点ですね。米国の物の値段の高さは日々のニュースでも伝わる通り半端ではありません。住む世界の違うセレブの応援ではショーを見ているようで、ほとんどの国民はそこに実生活は感じられなかったのでしょう。
ただ株式市場はトランプ大統領誕生を今のところ歓迎しておりますが、細かい中身の精査はこれからのようです。更に先週末のFOMCで0.25ポイントの利下げも実施され2会合連続となり、労働市場の穏やかな軟化に先手を打つ形となりました。
今週の日米株式市場は先週の突発的なトランプトレードも一服してくるものと思われます。予想外の大差によるトランプ氏の勝利に対する目先のポジションの巻き戻しも一段落して来るでしょうし、大統領、上院、下院全て共和党が制しましたので、政策の中身を精査する時間帯に入ると思われます。
東京市場も米国高を素直に好感してまいりますが、決算が佳境であります。トランプ銘柄だと短絡的に銘柄選択せず、決算内容を精査しあくまでも好決算銘柄で臨んでまいりたいと存じます。
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