先週末の米国市場ではダウは引け値で新高値を更新しました。次期トランプ政権で今まで決まっていなかった、政権の肝である財務長官に投資ファンド経営者のスコット・別撰都市が指名されました。
ベッセント氏は米エール大学を卒業後すぐ投資の世界に入り1991年には著名投資家であるジョージ・ソロス氏のファンドに入社し、1992年外国為替市場でポンド売りを仕掛け、イングランド銀行を打ち負かした中心人物の一人であります。
トランプ氏の掲げる財政出動、規制緩和、減税政策を支持し、選挙戦の最中から経済データをトランプ氏に提供していたことは有名な話であります。
米国市場が既に来年の株高を織り込んでも全く不思議な話ではありません。トランプ氏大統領就任式は来年1月20日ですので少々間があります。今のトランプラリーのまま行くとは思えませんが、大きなトレンドは上と見てよろしいかと存じます。
さて先週申し上げました通り、東京市場は年末相場を意識し始めております。外国人投資家は今週の感謝祭からクリスマスとキリスト教徒の、いわばお祭り期間に入ります。稼働する投資家は少なくなりがちです。
変わって動いてくるのは外国人投資家でも11月に決算を終えたヘッジファンドです。ブラックロック、フェデリティーなどの代表される運用機関と違って随分と資金量が少なくなります。
ヘッジファンドは世界に1万社ぐらいあり、毎年1、2割ぐらいが破綻、誕生を繰り返し、資金量はその7割ぐらいが1000億円程度です。無論レバレッジを賭けてハイリスク・ハイリターンを求められます。
直近プライム市場よりもグロース、スタンダード市場の上昇が目立つのも中小型株に資金が向かっている証拠であります。年末年始、個人投資家には値幅取りチャンスの拡大であります。
弊社へのお問い合わせは、お気軽に03-3868-2801までどうぞ。